世界はモノであふれている。
モノだけでなく、情報もあふれている。
正直、しんどい。
いらないものが多い。世界は足し算だらけ。
嫌気が差している中で、引き算という暮らしは新しい発見だった。
とくに情報はシャワーのように日々流れてくるため、引き算という暮らしはサイコーである。
例えば、聞きたくもない悲しいニュースが流れる。
だから、朝のテレビは必ず見ないようにしている。
こどもの頃から、テレビが当たり前のようにある暮らしだったので、テレビがない暮らしが想像できなかった。
でも、大人になってテレビがない暮らしの方が、わたしには適している。
よくよく考えてみると、20歳前後からテレビを見るとしても、2個くらいの決まった番組だけを見ていた。
つまり、ほぼ見ないのだ。
社会に出て、ひとり暮らしを始めた後もテレビは実家から持ってきたものの、見ない。
ゲーム、レンタルDVD用である。
東日本大震災も、翌週出社した時に会社の人から聞いて知ったくらい、世間に興味がなかった。テレビもニュースも見なかった。
少し成長し、今はWall Street Journalを購読中。
投資のためである。
海外経済系の新聞を購読すれば、国内の遮断したい情報は入ってこない。
うん、ばっちりだ。
情報以外にも、引き算の暮らしは活かせる。
例えば、人間関係。
自分と価値観の合わない人との関係は、引き算する。
ほかには、暮らしの道具。
無くてもいい道具はたくさんある。
カーペット、掃除機、炊飯器、パジャマ…etc。
引き算ができていると、一種の美しさを感じる。
美術館で飾られている作品を見ると、どこかに必ずシンプルさを感じる。
これも引き算だ。
もし、あなたが足し算だらけの暮らしに疲れを感じたら、引き算をすることをオススメしたい。
引き算は、体と心の疲れも引き算してくれるはず。