TLTとAGGの違いは何? 何をどうやって買えばいいの?
あなたの悩みを解決します。
記事の内容
- TLTとAGGの違い
- ポートフォリオにTLTとAGGを加えた時の資産成長率
記事を通して読者ができるようになること
- TLTとAGGのチャートの動きの違いがわかる
- あなたの投資戦略にベストな国債を選ぶことができる
- 株式と国債を加えたポートフォリオの年間成長率がわかる
株価が下がってきて、不安になりますよね。
そんな時でも平然とした態度の投資家がいます。
彼らには、株価が下落した時でも困らない方法を知っているからです。
2008年のリーマンショックでは、世界株式は約50%ほどの下落。
しかし、国債を持っていた投資家は、15〜20%の下落で済みました。
国債を持つことは、金融危機が突然きてもハラハラすることなく、変わりない日常を過ごすことができます。
積立投資も不安なく、続けられるでしょう。
この記事では、リーマンショックを含めた過去約20年の値動きを見ながら、TLTとAGGの違いを簡単に解説します。
金融業界と関係のないサラリーマンが記事を書いていますので、投資初心者でもわかりやすい文章のはず。
わたしは、毎日チャートをチェックしていません。
それでも国債を含めた分散投資で、資産をコツコツ増やしてきました。
では、話を深掘りしていきましょう。
なお、動画はYoutubeに掲載していますので、よければご覧ください。
投資は、自己責任・自己判断でお願いします。
TLTとAGGの違い
TLTとAGGの特徴
TLTとAGGを一言で説明すると、こんな感じ。
- TLT :株価下落のクッション
- AGG :安定した資産
TLTは、株価が下落した時に上昇します。
つまり、株価が値下がりした時に、TLTは値上がりします。
AGGは、値動きが常に小さく、資産を安定させます。
貯金とほぼ同じように考えてもいいかもしれません。
経費率と設定来リターン
TLTは、経費率が0.15%、設定来リターンが5.15%です。
AGGは、経費率が0.04%、設定来リターンが3.12%です。
チャートの動き
TLTとAGGは、ともに国債ですが、値動きは全く違います。
2008年に起こったリーマンショック、2020年のコロナショックを含めた約20年間のチャートをチェックしてみましょう。
TLTは米国株と反対に動いているのが、理解できます。
リーマンショック、コロナショックの時に、TLT(青)は、値上がりしています。
株価は下がるけど、TLTが値上がりして、資産全体の落ち込みをカバーしてる。
AGG(赤)は過去20年間、ほぼ変化がありません。
リーマンショック、コロナショックともに、平行線状態。
『資産がどれだけ変動するのか?』・『どう増えるのか?』が、気になりますよね。
米国株とTLTとAGGで構成されたポートフォリオの成長率
結論
- 株式だけ:ハイリスク・ハイリターン
- 株式+TLT:ミドルリスク・ミドルリターン
- 株式+AGG:ローリスク・ローリターン
「株価の下落なんて気にならない。ガンガン資産を増やしたい!」
こんな人は、株式だけでいいかも。
リーマンショックなどの時に、資産も大きく減ります。
一方、10年単位で見ると、資産は一番増えています。
「株価の下落は、気にする。けど、資産もそこそこ増やしたい。」
こんな人は、株式+TLT。
リーマンショックの時、一時資産を増やしていました。
また、どんな時でもバランスのとれた資産の増やし方をしています。
「株価の変動には、非常に敏感…。でも、投資をしないのは避けたい。」
こんな人は、株式+AGG。
資産の増え方は一番弱いですが、下落も小さく済みます。
まとめ
記事のポイント
- TLTは株価下落のクッション
- AGGは安定した資産
- 同じ国債でも値動きは全く違う
- リスク許容度に応じて、国債をポートフォリオへ
いかがだったでしょうか。
今回は、『TLTとAGGの違い』をまとめました。
違いを知ることは大事ですが、ポートフォリオにどう組み込むか(=行動)はさらに重要です。
さっそく行動してみませんか。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。